作品集刊行イベントのお知らせです。

東京の銀座蔦屋(GINZA SIX )にて清水朝子作品集「Finding A Pearly Light」刊行イベントを催していただく事になりました。

トークイベント&サイン会 南條史生(森美術館特別顧問)×清水朝子(写真家)「思考と体験と表現と」

銀座蔦屋 BOOK EVENT SPACE 2020年 03月10日(火)19:30~21:00

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2006年から2019年までの6作品と散文を載せました。作品それ自体に対して、私の個人的な思惑を超えた表現を求めて過ごした月日。改めて俯瞰したときに自分が思っていた以上に自身の思考の痕跡が見えました。模索と体験の繰り返しを重ね、時にもがき、それらを栄養素としながらも昇華したイメージを求めた13年間でした。

今回、「On Her Skin」を最初に認め、世に出してくださった森美術館名誉顧問で長く写真新世紀の審査員をされた南條史生さんをお迎え致します。この本の説明をしながら、先生と考えていく事、体験していくこと、生きる事などを軸に、気さくに皆さまと深い時間を過ごせたらいいなと思っております。最後に質疑応答時間も設けます。

お待ちしております。

2020年2月20日 猫の日に記載

 

 

写真家 安村崇氏 個展「態態」

東京のMISAKO&ROSENで開かれている安村崇氏の「態態」に伺ってきました。

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写真新世紀の審査員も務める安村氏

類をみない独特な安村氏の世界は、初期の作品から一定して洗練されたトンチのような摩訶不思議さです。

細かな計算と修練の賜物であろうことは同業者として推測できるのですが、作為的な匂いが一切しないのはなぜでしょうか。撮影中の汗も感じません。作品まるごと何か超越してる。

それでいて思わずクスッと笑える表現があり、作家本人の人柄であろう空気感もにじみ出ます。初めての映像作品も見れ、展示の仕方も参考になるのでオススメです。

MISAKO&ROSEN  2019. 12. 1 Sun – 2020. 1. 19 Sun(冬季休廊 : 2019.12.28 – 2020.1.7)

休廊日:月曜/火曜/祭日
開廊時間:水曜-土曜12:00-19:00/日曜 12:00-17:00

2019年12月11日記載

 

令和元日 

光が降り注ぐ令和初日となりました。

節目の日というのはいいものですね。気持ちも引き締まります。

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写真は2018年夏、山形月山で製作した未発表「星が落ちていた」より 「叡智」のイメージをテーマにした作品です。(使用カメラLeicaS2)

 

日本という国が叡智に満ちた美しい国となりますよう。そして世界が平和になりますように。

平和。月並みなことばを少し噛みしめる年齢に、私もなりました。

 

2019年5月1日