映画「パラサイト 半地下の家族」

日比谷の先行上映で見て来ました、韓国映画パラサイト。冒頭でポン・ジュノ監督が画面に映し出され、「絶対ネタをバラさないようにね」と釘を刺されます。そう言われると余計にムズムズしますよね。鍵になるのは、、、、。

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実はこのポスター上にもヒントがたくさん!

後半はやはり韓国映画らしい熱い展開が期待できます。私は暴力的な描写がとても苦手。韓国映画は好みではないシーンが多いけど、演出や構成が面白いからいつも観るべきか否か葛藤します。そういえば「オールド・ボーイ」(2004年公開 パク チャヌク監督)は最高でした。2度と観たくない(エグいシーンがあるから)ですけど。韓国ゾンビ映画「新感染」(2016年公開 ヨンサンホ監督)においては2度も観ました。

半地下を覗きに行ってみてください。

記載日2020年1月13日

映画「国家が破産する日」

1997年韓国で起きたIMF介入の通貨危機を題材にし3つの物語が交差する映画「国家が破産する日」。現実を元にしたスリルある構成は、ある意味ホラー映画よりはるかに怖い。

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背後に潜むアメリカ、そして「IMFは失敗した国を罰するのではなく潰す」と言い放つ主人公のセリフが印象的でした。IMF介入を積極的に画策する財務局次官は「国の再建の為に、古い構造を一度壊す」ことを望む。一見かっこいいこと言うなと思ったが、結局は役柄イメージ通りの”悪役”…。日本映画「新聞記者」との共通点も多く、そら恐ろしくなります。個人の利己的な価値観で国の行く末を弄ばれるなんてシャレにならないです。

主演のキム・ヘスさんの飾り気のない凜とした美しさ。気になって検索したら同一人物とは思えない画像がたくさん出て来て驚きました。役者さんて凄いですね。

シネマート新宿ほか

2019年10月15日記載