作品集刊行イベントのお知らせです。

東京の銀座蔦屋(GINZA SIX )にて清水朝子作品集「Finding A Pearly Light」刊行イベントを催していただく事になりました。

トークイベント&サイン会 南條史生(森美術館特別顧問)×清水朝子(写真家)「思考と体験と表現と」

銀座蔦屋 BOOK EVENT SPACE 2020年 03月10日(火)19:30~21:00

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2006年から2019年までの6作品と散文を載せました。作品それ自体に対して、私の個人的な思惑を超えた表現を求めて過ごした月日。改めて俯瞰したときに自分が思っていた以上に自身の思考の痕跡が見えました。模索と体験の繰り返しを重ね、時にもがき、それらを栄養素としながらも昇華したイメージを求めた13年間でした。

今回、「On Her Skin」を最初に認め、世に出してくださった森美術館名誉顧問で長く写真新世紀の審査員をされた南條史生さんをお迎え致します。この本の説明をしながら、先生と考えていく事、体験していくこと、生きる事などを軸に、気さくに皆さまと深い時間を過ごせたらいいなと思っております。最後に質疑応答時間も設けます。

お待ちしております。

2020年2月20日 猫の日に記載

 

 

A.I.R滞在記その6 寒冷地で用意した備品

かつてのレンズ結露の痛手経験から、今回用意してみたものはPROTAGE 結露防止、夜露除去レンズヒーター、そして乾燥剤です。冬は乾燥しているのでいらないと言われたこともあるのですが、部屋は暖かく湿気もあります。外の乾燥があまりにも酷いせいか自分の手から湿気や息がそのまま伝わる。一度結露させると多くの時間と労力を使います。機材が使えなくなるのは限られた時間で制作する身をしては痛いです。

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温度調整が利くタイプが便利でした。

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痛い経験から、温度差だけでなく湿度の管理も大事と痛感しました。

_ASN0374 _ASN0491晴れた朝は氷点下20度までいきました。

続く。☺️

A.I.R滞在記その5 機材と備品

今回持参したボディは3機Leica S2、S-E。まだあるのとさえ言われたCCD センサー派です。あの柔らかで繊細な描写の虜となって6、7年ほど経つのでしょうか。レンズAPO MACRO SUMMARIT-S F2.5/120mmとF2.5/70mm。そしてSony α7RⅢ。私はオートフォーカスが苦手なので、マニュアル感覚で使えるピントのタッチ操作がとても楽。いま、最も仕事で使うボディです。レンズはGマスターFE24-70mmF2.8。長らく単レンズ好きでしたが、この1本に出会ってからマストレンズとなりました。GM85mmF1.4は日本でお留守番。

VANGURARDSBー100今回は重石入れより、雪の上で疲れて座るときにの敷物として大活躍。濡れると侮れない寒さなのです。

VANGURARDSBー100  今回は重石入れより、雪の上で座るときにの敷物としても。寒さに慣れない東京育ち、濡れると侮れない寒さなのです。このグローブは中にもう一つ、独立した薄い手袋もついていて、操作に便利でした。

 降雪時撮影は「Storyteller」という未だ完成しない作品で数年間経験してますが、それを下回る気温のため新たに備品を揃えました。キャノンユーザーのレジデンツからはそこまでしなくてもと言われましたが、以前LeicaS2を結露させた私は慎重です。KANIダウン防寒カバー(ベルボン)でSEを覆います。中にたっぷりと羽毛が詰まっています。私のダウンより上等です。α7RⅢは以前から愛用のLAMDAのカバー(検索したけど見当たらず)。覆いをすると、確かに使い辛くはなりますが、吐いた息がすぐさま凍る時もあるので、3時間ほどのむき出し状態でカメラが氷のように冷えてゆきます。山岳写真の方はどうしているのかしら。

続く☺️