花のシリーズを撮り始めました。まさか自分が花を撮るようになるとは思わなかったです。花の名前が分かるような粋なニンゲンでもなく、とにかく名も覚えられないタイプ。
しかし、この小さな花々を覗き込むと、これはなんとも不思議で魅惑的な小宇宙が垣間見れます。あなたはこんなにも素敵だったのか、気が付かなくてごめん、と。
息を呑む造形美。足元にも美と神秘が満ちています。
大きなプリントで展示してみたいです。
記載日 2021年5月4日
花のシリーズを撮り始めました。まさか自分が花を撮るようになるとは思わなかったです。花の名前が分かるような粋なニンゲンでもなく、とにかく名も覚えられないタイプ。
しかし、この小さな花々を覗き込むと、これはなんとも不思議で魅惑的な小宇宙が垣間見れます。あなたはこんなにも素敵だったのか、気が付かなくてごめん、と。
息を呑む造形美。足元にも美と神秘が満ちています。
大きなプリントで展示してみたいです。
記載日 2021年5月4日
ライカストアジャパンMy Leica Storyでインタヴューをして頂きました。
ライカとの出会い、撮影のことなどお話しさせていただいております。
ご高覧頂けると幸いです。
記載日 2021年4月26日
(Instagram、Twitterの方はもう少し頻繁に何かしらアップしています)
清水朝子写真展「空にむかって 地へ向けて」が3日よりライカ銀座シックスにて始まります。
「地球全体の一部である私たちは、思考と感情のなかに生きる私たちでもあり、この間合をてんびん秤のように揺れています。時に天地から厳しい仕打ちを受け、時に自分の思考で自分を苦しめなくていいと慰められる。幻視か幻聴か、自然に身を横たえたときに感じた息遣い。この惑星で生きることの精神的な探求を3つのシリーズ、「Finding a Pearly Light」(山形 )「Silence Awareness Existence」( Finland ), 「Storyteller」から抜粋します。」
写真展 概要
作家:清水朝子
タイトル:空にむかって 地へ向けて
期間:2021年2月3日(水)~5月25日(火)
会場:ライカGINZA SIX
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F Tel.03-6263-9935 10:30–20:30 入場無料 LeicaSTOREJapan公式サイト
在廊日はツイッターにてお知らせさせて頂きます。清水朝子twitter
ありがたいことに3ヶ月以上の長い展示です。1日も早く、皆様にとって心穏やかな日々となりますように。
記載日2021年1月31日
拙著、清水朝子初作品集「Finding a Pearly Light」展を開催している森岡書店(東銀座)。一時は中止の方向に向かいましたが、ガイドラインを確認しつつ展示会を開催しております。
ドアオープン換気消毒密避けのもと、静かに東銀座で開店しております。お店にいるとささやかながらユニークなことがいろいろと起こります。そこでツイッターに #森岡書店 ”期間限定新人店番ニッキ”としてつぶやくことにしました。基本的にフルタイム”勤務”で、私の非在廊時間もtwitterでお知らせさせて頂きます。
先日は話なれてないがゆえに、前半カチカチだった自身初インスタライブ。次回は2021年1月14日17時、再び森岡書店様インスタアカウントより配信させていただきます。第2回目は1月14日午後7時から1時間。ゲストはプリンティングディレクター 熊倉桂三氏(山田写真製版所)です。本作り、特に印刷や写真集つくりのポイントや熊倉さんのお仕事哲学を中心に伺う予定です。
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目28-15 鈴木ビル 電話:03-3535-5020
清水朝子初作品集「Finding a Pearly Light」展
会期:2021年1月8日(金)~17日(日)回廊時間:13:00~19:00 休:12日(火)
*森岡書店インスタライブ 1月14日(木) 午後7時ゲスト:プリンティングディレクター 熊倉桂三氏(山田写真製版所)
記載日2021年1月12日
2021年がみなさまにとって健やかで幸多き1年となりますように。
Happy New Year! Peace Love Health 2021
思いやりに満ちた世界となりますように。
今年もよろしくお願い申し上げます。
2021年元旦 写真家 清水朝子 Asako Shimizu
この度、東京・銀座の森岡書店にて、2006年から2019年までの6作品、9つの散文を加えた初作品集「Finding A Pearly Light」、及び限定15冊のスペシャルボックス、一部のプリント作品の展示、販売を致します。2006年制作「On Her Skin」で地球の”吐息”を感じた私は、この惑星で生きることの精神的な探求を軸に模索してきました。理想の地を探すように彷徨った「Infinity」(ポルトガル 2009)、森羅万象と思考にフォーカスした「Storyteller」(2012 – 2018)、思念という不可視なものが、現存する社会を形にして生み出すのだと考え、そのアイコンとしてシャボン玉を工場夜景に飛ばした「Portraits without a Face」(2013 – 2017)。真理や叡智、それはきらびやかに出る輝きではなく内にこもった光「葆光」(岩波文庫「荘子」参照)に出合い、簡単に手に入る答えは答えではないと思うようになります。葛藤と共に歩んだ流れが自然と一つに束ねられていき「Finding a Pearly Light」(山形, 2018) や「Silence Awareness Existence」(Finland, 2019)が生まれました。それらを収めた1冊と、柔らかく且つ力強い6点の銀塩プリントとの空間を楽しんでいただければと思ます。 清水朝子
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目28-15 鈴木ビル 電話:03-3535-5020
清水朝子初作品集「Finding a Pearly Light」展
会期:2021年1月8日(金)~17日(日)回廊時間:13:00~19:00 休:12日(火)
*森岡書店インスタライブ 9日(土)17時~ ゲスト:プリンティングディレクター 熊倉桂三氏(山田写真製版所)
在廊時間はtwitterでお知らせさせて頂きます。
2020年12月21日記載
「〜という言葉に出会った」。この”出会う”を英語でなんというかと調べたところ、無かった。findで済むそうだ。私たちは頻繁に擬人化した表現を使うが、この場合英語ではシンプルに「見つける」になる。
なぜだろうと思った。
実は西洋圏の方々は『ボクかキミか』という見方をなさる。敵か味方か、善か悪か、天使か悪魔かとなる。大雑把な話ではあるが、基本的な物の見方が二元性から来ている。そこに浸かって日々生きている。これは私の大発見ではなく、鈴木大拙をはじめ以前から指摘される方がいらっしゃる。残念ながらこの物の見方の大きな違いはあまり認識されていないと思う。
ワタシかアンタかの二元性が行き過ぎると「〜でなきゃいけない」という”こうあるべき”という思考パターンから世界を捉えようとする。これには一つややっこしさがまとわり付く。軋轢と批判が生じるのだ。SNSはよくそういうお祭りのような喧嘩騒ぎが起きている。やがては言い出した方も苦しくなる。
言葉に出会う、と表現する日本語圏で育った私たちは、無自覚に多元の世界で生きている。私たちは対峙せず、包み込んで物事を見る癖があるのではないか。森羅万象という表現、これを西洋の方に説明するのはなかなか難しい。あらゆるものを丸く包み込む感覚と、世界は二分している感覚、互いの真髄に流れているものがどうも違うからだ。
私たちが得意とする曖昧さ、これが良い方に動くと寛容さになる。悪い方に動けば、、、それはあなたのご想像に委ねる。(二分性の思考はまずは自分が世界の中心にくるので、自己肯定感が高くなるという利点があり、西洋人にはそのタイプが多い気がするがそれはさておき)
とはいえ寛容でいることは楽ではない。力強い、わかりやすいリーダーに”あっちへいけ、こっちへいけ”と言われた方が心労は減る。少なくともワタシは楽な方がいい。
それがまかり通らない世情となってきたのだから始末に置けない。寛大であれ?!優等生や聖人になることはない、少なくとも私には無理だ。ならば”仙人”はどうだろう。まずは空を見上げて、胸を広げ、風を感じてみる、か。
記載日2020年4月30日
一昨年、友人の書家小林俊弘先生より落款を頂きました。お願いした文字「葆光」が彫られた一生物。制作過程で出会ったこの言葉は、キラキラとしない、奥底から心中のように淡く光ることを指すようで、荘子が真理や叡智をイメージで表現したそうです。”簡単に手に入る答えは答えではないのだ”という気付きに悶々としていた頃です。発売中の雑誌「日本カメラ」5月号FHOTO&TALKのテキストで市川泰延氏が拙作についてこう記して下さいました。「清水さんの作品に共通しているのは、仄かな光の存在感だ」。6作品の終章に掲載した「Finding a Pearly Light」(2018年制作)はまさにそこにリンクした作品。前作「Storyteller」も葆光への歩みを予感させています。
広島在住の、教師でもある小林さんは写真撮影もお好き。自ら撮影した美しくミニマルな風景写真に、ご自身の書を印されます。遊び心満載の作品は優しさと愛に溢れています。私が担当したSONY仔犬カレンダーを送った時のお礼と言って彫ってくださったのですが、海老で鯛を釣ったようで恐縮。この印はスペシャルボックスバージョンに押されています。
記載日2020年4月26日
「日本カメラ」2020年5月号は”もう一度行ってみたい!最高の旅景”特集。拙著「Finding a Pearly Light」を「PHOTO&TALK」にて取材を頂きました。テキストはベテラン井上康延さん。拙著の歩みや制作についてまとめてくださっています。
カヴァーと巻頭が佐藤健寿さんの『WUNDER』から始まります。人間て凄い、面白いとゾクゾクさせる圧巻のあの傑作。付録本「カメラで英会話」も嬉しいです。「左側に詰めてください」は”Squeeze to the left,please.” squeezeを使うなんて知らなかった!
読み応えがあります。ご興味のある方は是非。
記載日2020年4月20日