映画「ジョーカー」堪え難い苦痛と絶望の先

バットマンの悪役ジョーカー誕生までの物語。精神疾患に苦しみながらもなんとか社会で道を得ようと努力し、また献身的に母親の面倒をみるアーサー。彼が何故に残酷な「ジョーカー」になったのか。

あまりの不遇さにお祓いでも受けた方が。。と突っ込みたくなる。

あまりの不遇さにお祓いでも受けた方が。。と突っ込みたくなる。

自身の不安定さ、異常さの因果関係を知ったときに事切れる良心。堪え難い苦痛と絶望の向こう側にゆき「ジョーカー」が誕生してゆく過程は見応えがあります。コミックを題材にした物語ではありますが、綺麗事のないある種の事実の一つではないかと思いました。

観る人によってさまざまな解釈ができる映画は大好きです。ただ終了30分前は観ていて心が痛み、退出しようか迷いました。脚本を信じて粘った甲斐あり。もし「ダークナイト」をご覧になってなければその鑑賞後もオススメです。

2019年10月19日記載