渋谷Bunkamuraで公開中の「幸福なラザロ」。
「世界を2つに分けるとき、私の中のラザロは消えてしまう。見事な映像の語りが真理の問いかけを挑んでくる。心奪われました。写真家 清水朝子」
実際に起きた事件を題材に、穏やかで不思議なラザロを軸に展開するこの物語はなかなかスリリングなのです。しかしラザロの存在のおかげで安心して内容を探っていけます。「良いの良いの先は、悪いの悪いの先はなんだろう?」私はそう思いました。
秀逸な作品、映画らしい映画です。ぜひ。
2019年4月21日
可愛らしい顔立ちにまっすぐな瞳。その印象とは裏腹にストーリーはなかなかスリリングでした。見事な映像の語り、観るものに解釈の自由さを委ねたまさに映画らしい映画です。心奪われました。http://lazzaro.jp
4月19日より@Bunkamuraル・シネマ(東京 渋谷)
イギリス流の勇気と情熱の物語。書店を営むフローレンスの本選びはストーリーの伏線のようであり、核心の謎解きのようでもあり……。1950年代のイギリスの可愛らしい雰囲気に浸りながら、ヒエラルキーの残酷さも味わえた。チケットをネットで取らず、売り場で座席を指差しながら買うのも楽しかった、久々のシネスイッチ銀座でした。