斎藤巧一郎さんの写真展「食の絶景」(東京・新宿のオリンパスギャラリー)に伺ってきました。斎藤さんはとにかく美味しそうな写真を撮る。見ているとお腹が空く。なんでこんなに膨よかな料理写真が撮れるんだろうと思ってました。
その美味しそうなお料理がお皿に盛り付けられるまでの物語。魅力的な生産者たちとその現場を捉えた展示構成に感動です。
丁寧な取材を思わせる数々の写真を拝見して、私はあることを思い出しました。斎藤氏は食べ方がとても美しいのです。大学の同期でもある南雲暁彦氏と3人で食事に行ったこともあるのですが、食に対する敬意が、所作の美しさとなって滲み出ているのです。それは印象に残るほどに….。
また瑞々しいプリント用紙はイルフォードギャラリーのProPhotoPaperスムースパールとのこと。私はライカの展示でゴールドファイバーシルクを使用させていただきましたが、プリント階調が豊かでハイグレードクオリティーな印画紙。しかし扱い易く種類も豊富なのでオススメです。このスムースパールも要チェック!
斎藤氏の写欲と食欲の結晶(どちらが先だろう)ここにありの展示でした。今後の展開も楽しみです。
新宿のオリンパスギャラリー30日(水)まで。大阪では11月22日(金)から12月5日(水)まで。トークショウも是非。
2019年10月27日記載