「鉄は内部に透明な光と持っている」(展示資料より)府中市美術館で開催の青木野枝さんの彫刻展「霧と鉄と山と」。リアルな作品群を初めて拝見しました。
武蔵美同級生による鼎談(陶芸家の安藤雅信氏、彫刻家の伊藤誠氏)もありました。自分が欲しいもの、みたいものを創るという青木氏。気心知れたご学友同士のトークはリラックスした雰囲気で、会場に笑いがよく起こっていました。彫刻学科は実はマッチョで軍隊のような学科だという話にも驚き。

わがままを言えば、もう少し撮りやすい作品の撮影が許可が出ているとありがたい。でもきっと撮影NGには、理由や確信があるんだろうな。
2階には重いであろう鉄や石膏が軽やかなに佇んでいました。
撮影許可がある2作品です。
会場で設置して、会期終了後は作品は解体してしまう青木氏の展示。その営みが”彫刻”なのだそう。まさに一期一会の、不思議な時間を堪能しました。
府中市美術館 2020年3月1日(日曜日)まで
午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
記載日2020年1月 12日